FTRはホンダのトラッカー系のストリートバイク。FTR250から223が登場するまでの経緯やカスタム情報を紹介しています。FTRの中古車を探している方も参考にして下さい。
FTRはホンダから発売されているダートトラックをルーツにもつオフロードバイクです。ストリートで大人気のFTRですが、その歴史は古く、現在から20年近く前になる1986年にFTR250が発売になっています。しかし、当時はレーサーレプリカが大人気で、日本では、ほとんど馴染みなかったトラッカーというジャンルのFTRの販売は低迷したまま、発売から1年半で一度は販売が打ち切られてしまいました。
しかし、1990年代からスカチューンを施したヤマハTW200がストリートで大流行し、TW200の対抗車としてFTR250の中古車に注目が集まりました。そのような流れを受けて、2000年には装備を簡素化し、多彩なカスタムに対応したFTR223がホンダから再び発売されるようになったのです。
FTRの復活からダートトラックレースそのものが見直されるようになり、国内でもダートトラックレースが開催されるようになりました。FTRを初めて見た人はオートレースに出場する車両を思い出すかもしれませんが、FTRの小柄な車体、広いハンドル幅、大きいタイヤは、まさにダートトラックレースに出場するためのデザインなのです。
FTRとは、その名が示す通り(FTR=フラット・トラック・レーサー)を意味します。かつてのFTR250がホンダがフラットトラックレース用に開発されたオートバイであったのに対し、FTR223のカテゴリーとしては、いわゆるストリート系バイクのカラーを強くしています。オートバイがモータースポーツから、ファッションアイテムとして受け入れられるようになってから、このような傾向は、ますます強くなっています。
FTR223に搭載されているエンジンは、XR230、SL230、XL230と共通の空冷4ストロークOHC単気筒の223ccエンジンを流用しており、最高出力も16psとライバル車と比較しても控えめです。ストリートで使い易さを追求した、中低速のトルクを重視したセッティングになっています。また、FTRは非常にシンプルな構造になっています。車体は軽量化されているので、かつてのFTR250と互角の操縦性を実現しています。
FTRはカスタムベースとしての使い方を念頭に置かれているため、オーナーのライフスタイルやファッションに合わせて、FTRを自由にカスタマイズすることも楽しみのひとつです。FTRオーナーにとってカスタムは常套手段と呼べるかもしれませんね。
FTRなどトラッカー系カスタムの基本はスカチューンです。いわゆる不要なパーツを可能な限りはずして軽量化していくことです。パワーフィルターやファンネルの取り付け、バッテリーレス化などが、定番の手法となるでしょう。また、マフラーは人気のスーパートラップ、フェンダーレス、トラッカーシート、ライトやウインカーの小型化なども、是非とも押さえておきたいカスタムですね。また、FTRをダートトラックレースで使うためには給排気系の本格的なチューンやフレーム補強は必須となってくるでしょう。
FTRをストリートで使用するのか、あるいはレースで使用するのかによって、カスタムの手法も変わってきますね!